エステサロンのメニューは何種類必要?人気メニュー・料金設定・サロンメニューの作り方を解説

「エステサロンを開業したいけれど、メニューは何種類くらい必要?」「覚えた施術は、全部メニュー表に載せたほうがいいの?」と迷っていませんか。

フェイシャル、アロマ、リンパドレナージュ、リフレクソロジー、ヘッドケア……。学んだ技術が増えるほど、メニュー表もにぎやかになりがちです。

けれど、お客様が求めているのは“施術の多さ”ではありません。自分の悩みに合うメニューを、迷わず選べることです。

この記事では、エステサロンの人気メニューを比較しながら、適切なメニュー数、料金設定、組み合わせ方、メニュー名や説明の作り方まで順番に解説します。

自宅サロンや小規模サロンを始めたい方が、読み終えたあとに「私のサロンは、この構成でいこう」と決められる内容を目指して作成しました。


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第1章 エステサロンのメニューは何種類必要?

エステサロンのメニューは

結論からお伝えすると、開業時に必要なメニュー数は、主力メニュー2〜3種類、入口メニュー1種類、オプション2〜3種類程度から始めるのが現実的です。

すべてを合わせても、最初は5〜7種類ほどに収めると、お客様が選びやすく、施術者側も品質を管理しやすくなります。

メニューを増やしすぎると選ばれにくい

開業準備をしていると、「少ないメニューでは、技術がないように思われるのでは」と心配になります。

筆者の私もセラピストの講座案内に携わるなかで、学んだ技術を全部見せたくなる気持ちはよく分かります。せっかく練習したのですから、ハンドもヘッドも足裏もアロマも載せたくなりますよね。

ところが、お客様の立場で見ると、似た名前のコースが10種類以上並んでいるメニュー表は、思った以上に選ぶのが大変です。

「全身アロマ60分と、リンパボディ60分は何が違うの?」

「ヘッドケアは単品とセットのどちらがいいの?」

「私の悩みには、結局どれが合うの?」

こうして迷っているうちに、予約を後回しにされることもあります。

最初は、次のようにメニューの役割を分けると整理しやすくなります。

役割 目的
入口メニュー 初めての方が試しやすい 足裏リフレ30分
主力メニュー サロンの魅力を最も伝える 全身アロマトリートメント
上位メニュー より充実した体験を提供する 全身アロマ+フェイシャル
オプション 短時間で満足度を加える ドライヘッド、ハンドケア
継続メニュー 再来店のきっかけを作る 月1回メンテナンスコース

主力メニューは「一番できる施術」とは限らない

主力メニューを決める時は、「自分ができる施術」だけでなく、次の条件を確認しましょう。

      1. ターゲットの悩みに合っている
      2. サロンのコンセプトと合っている
      3. 必要な設備を用意できる
      4. 適切な利益を確保できる
      5. 無理のない姿勢で続けられる
      6. お客様に説明しやすい
      7. 再来店につなげやすい

例えば、落ち着いた自宅サロンで、仕事や家事で疲れている40代女性を対象にするなら、アロマボディやヘッドケアは世界観を作りやすいでしょう。

一方、短時間・省スペースを強みにするなら、リフレクソロジー、ハンドケア、ドライヘッドなどが候補になります。

「人気がありそうだから」だけで決めずに、自分のサロンで無理なく続けられるかまで考えることが大切です。

第2章エステサロンのメニューを比較

エステサロンのメニューには、フェイシャル、痩身、ボディトリートメント、リラクゼーションなど、さまざまな種類があります。

ここでは、個人サロンや自宅サロンで検討されやすいメニューを中心に特徴を整理します。

なお、料金は地域、施術内容、使用機器、化粧品、店舗形態によって大きく異なります。以下の金額は、料金設計を考えるための例であり、全国共通の相場を示すものではありません。

人気メニュー早見表

メニュー 主な目的・ニーズ 一般的な施術時間例 料金設定例 導入負担
フェイシャル 肌の手入れ、肌のお悩みがある方 20~60分 8,000〜15,000円
アロマボディ 全身ケア、リラックスしたい方 40〜60分 8,000〜14,000円 低〜中
リンパドレナージュ 全身のリラクゼーション 40〜60分 8,000〜15,000円 低〜中
リフレクソロジー 短時間ケア、足の疲れがある方 20〜30分 4,000〜8,000円
ドライヘッド 頭、目元、首まわりの休息 20~30分 4,000〜8,000円
ハンドケア 手や腕のリラクゼーション 15〜20分 3,000〜6,000円
もみほぐしボディケア 首、肩、腰などの全身ケア 30〜40分 6,000〜12,000円

フェイシャルは悩み別に分けやすい

フェイシャルは、乾燥、フェイスライン、年齢に応じたお手入れなど、悩み別にメニューを作りやすいのが特徴です。

開業時は、次のような構成でも十分です。

      • 入口:ベーシックフェイシャル
      • オプション:小顔フェイスラインケアやドライヘッドなど

メニュー名を細分化しすぎず、カウンセリングで提案する方法もあります。

アロマ・リンパは自宅サロンと相性がよい

アロマトリートメントやリンパドレナージュは、ベッド、タオル、オイル類などを用意すれば始めやすく、個人サロンでも導入しやすいメニューです。

施術だけでなく、香り、照明、室温、音楽、タオルの感触まで含めてサロンらしい体験を作れる点も魅力です。

一方、長時間施術になりやすいため、料金を決める際は施術時間だけを見ないことが重要です。準備や片付け、洗濯、着替え、カウンセリングまで含めると、実際の拘束時間は想像以上に長くなります。

リフレ・ヘッド・ハンドは入口にしやすい

リフレクソロジー、ドライヘッド、ハンドケアは、比較的短い時間で提供しやすく、入口メニューやオプションに向いています。

特に自宅サロンでは、次のような使い方ができます。

      • 全身施術を受ける時間がない方の短時間メニュー
      • 初回来店の心理的なハードルを下げる体験メニュー
      • フェイシャルやアロマへの追加オプション
      • イベントや体験会でのミニメニュー

ただし、「初心者の方向き」は「練習しなくても提供できる」という意味ではありません。短時間の施術でも、触れ方、圧の方向、姿勢、禁忌の確認などを学び、十分に練習する必要があります。

悩み別メニュー診断

主力メニューに迷ったら、次の診断を参考にしてください。

目指すサロン 向いているメニュー候補
深いリラックスを提供したい アロマ、リンパドレナージュ
省スペースで始めたい ヘッド、ハンド、リフレ
初期投資を抑えたい ハンド
高単価の複合コースを作りたい フェイシャル+ボディ
短時間メニューを作りたい ヘッド、ハンド、足裏
継続コースにつなげたい フェイシャル、ボディケア
季節メニューを作りたい 保湿ケア、足元ケア、アロマ

メニュー選びでは、「一番流行しているもの」よりも、「自分のターゲットが定期的に受けたいもの」を探すほうが、長く続くサロンになりやすいと感じます。

第3章 売れるメニュー構成の決め方

エステサロンのメニュー

人気メニューを知ったら、次は自分のサロンで提供する内容を絞ります。

ここでは、思いつきではなく、ターゲット、コンセプト、競合、自店の強みから組み立てていきましょう。

ターゲットの悩み・目的・予算を決める

「30〜50代女性向け」だけでは、まだ範囲が広すぎます。

次のように、生活や来店場面まで具体化してみてください。

40代前半の会社員。デスクワークが多く、首肩や目元の疲れを感じている。休日に遠くまで行くのは面倒なので、自宅近くで月1回、1万円前後のケアを受けたい。

ここまで決めると、必要なメニューが見えやすくなります。

この場合、主力を全身アロマにする方法もありますが、「首肩+ヘッド」の60分コースを中心にしたほうが、検索時の悩みと一致するかもしれません。

整理する項目は次の5つです。

      • 年代
      • 生活スタイル
      • 主な悩み
      • 来店できる時間
      • 1回に使える予算

「どの施術を売りたいか」からではなく、「どんな人にどの施術を提供するか」から考えるのがポイントです。

サロンコンセプトとメニューを合わせる

サロンのコンセプトとメニューがずれていると、印象がぼやけます。

例えば、「忙しい女性が短時間で休めるサロン」と打ち出しているのに、90分以上のコースしかなければ、利用しにくい人が出てきます。

反対に、「月に一度、自分をゆっくり整える場所」がコンセプトなら、20分メニューばかりでは魅力を伝えにくいでしょう。

コンセプトは、次の文章にすると整理しやすくなります。

当サロンは、【誰に】対して、【どのような悩みや目的】に応えるため、【どのような施術や体験】を提供するサロンです。

例としては、次のようになります。

当サロンは、仕事や家事で自分のケアを後回しにしがちな40代女性の皆様に対して、静かな個室でアロマオイルトリートメントとヘッドケアを提供し、忙しい日常から解放され、自分だけの癒しの時間をお過ごしいただけるサロンです。

競合調査は価格のコピーではない

競合調査では、近隣サロンの価格を一覧にするだけでは不十分です。

確認したいのは、次の項目です。

      • どの年代を対象にしているか
      • 主力メニューは何か
      • 初回メニューはいくらか
      • 施術時間は何分か
      • 写真や内装はどのような雰囲気か
      • 口コミでは何が評価されているか
      • 予約しにくい曜日や時間帯はあるか
      • 自店と重ならない強みは何か

一方、「夕方以降も予約できる」「女性専用の静かな自宅サロン」などは、簡単にはコピーされにくい差別化のポイントになります。

主力・入口・オプションに分ける

開業時のメニューは、次の型に当てはめると作りやすくなります。

入口メニュー:初めての方が試しやすい価格・時間にします。ただし、安くしすぎる必要はありません。

例:・足裏リフレクソロジー20分
・ドライヘッド20分
・ハンドマッサージ15分

主力メニュー:サロンの特徴を最も感じられる内容です。

例:・アロマトリートメント40分
・フェイシャルエステ60分
・もみほぐしボディケア40分

オプション:主力メニューと悩みがつながるものを選びます。

例:・アロマオイルトリートメント+足裏リフレクソロジー
・フェイシャルエステ+ドライヘッド
・リンパドレナージュ+腹部のスリミングケア

「できる技術を足す」のではなく、「同じ悩みを別の角度から支える」組み合わせにするのがコツです。

第4章 料金設定と利益の計算方法

エステサロンのメニュー料金設定

料金は、近隣サロンの平均価格だけで決めるものではありません。

材料費、施術時間、準備・片付け、人件費、固定費、目標利益を含めて考えます。

施術時間ではなく拘束時間で考える

「60分施術だから、1時間分の料金でいい」と考えると、利益が残りにくくなります。

例えば、60分のアロマトリートメントを提供する場合、実際には次の時間が必要です。

工程 時間例
カウンセリング 15分
着替え・準備 10分
施術 60分
着替え・会計 10分
清掃・次の準備 10分
合計 105分

価格が8,000円の場合、施術時間だけで見ると1時間8,000円ですが、105分の拘束時間で考えると、1時間あたりの売上は約4,571円です。

計算式は次のとおりです。

実質時間単価=メニュー価格÷拘束時間×60

8,000円÷105分×60=約4,571円

ここから材料費、決済手数料、家賃、光熱費、広告費などを支払います。

「予約は入っているのに、なぜかお金が残らない」という場合、施術以外の時間が料金に反映されていないことがあります。

原価に含めるもの

エステサロンの原価を考えるとき、オイルや化粧品だけを数えるのは不十分です。

1回の施術に直接かかる費用として、次のものを洗い出します。

      • オイル
      • シートやペーパー類
      • 使い捨てショーツ
      • 飲み物
      • 洗濯費
      • タオルや備品の交換費用

さらに、月単位でかかる固定費もあります。

      • 家賃または自宅按分
      • 水道光熱費
      • 通信費
      • 予約システム
      • 広告費
      • 保険料
      • 講習や技術研修費

粗利率だけを高く見せるために、自分の人件費をゼロとして扱ってはいけません。自分一人のサロンでも、施術する時間には労働の価値があります。

料金を逆算する基本式

料金を考える簡単な方法は、次の式です。

メニュー価格=1回あたりの変動費+拘束時間分の人件費+固定費負担分+利益

例えば、次の条件で考えてみます。

      • 変動費:1,000円
      • 拘束時間:90分
      • 希望する人件費:60分2,000円
      • 固定費負担分:1,500円
      • 確保したい利益:2,500円

人件費は拘束時間90分で3,000円となるため、

1,000円+3,000円+1,500円+2,500円=8,000円

この場合、8,000円が一つの基準になります。

もちろん、実際の販売価格は、地域の価格帯、サービス内容、経験、設備なども踏まえて調整します。

平均単価は客数と一緒に考える

平均単価とは、一定期間の売上を来店客数で割った金額です。

平均単価=売上÷来店客数

月の売上が40万円、来店客数が50人なら、平均単価は8,000円です。

ただし、平均単価だけを上げようとすると、高額メニューばかりになり、予約数が減る可能性があります。

大切なのは、次の組み合わせです。

      • 何人まで無理なく施術できるか
      • 1日に何枠設けるか
      • 何日営業するか
      • 平均単価はいくら必要か
      • 何%の方が再来店するか

例えば、1日3人、月16日営業、平均単価8,000円なら、満枠時の売上モデルは次のとおりです。

3人×16日×8,000円=384,000円

平均単価10,000円なら、480,000円です。

これは売上であり、手元に残る利益ではありません。経費や税金を差し引く前の数字として考えてください。

オプションで時間単価を整える

料金を上げる方法は、主力メニューそのものを長くすることだけではありません。

例えば、60分8,000円のボディメニューに、15分2,000円のヘッドオプションを追加すると、合計10,000円になります。

ただし、オプションにも準備や片付けが増える場合があります。追加時間と追加原価を確認したうえで設定しましょう。

値上げは理由と時期を明確にする

材料費や光熱費が上がったとき、利益を削り続けるとサービスの品質を維持できません。

値上げを行う際は、次の点を明確に伝えます。

      • 変更日
      • 変更後の価格
      • 対象メニュー
      • 価格を見直す理由
      • 今後も維持するサービス内容

突然「来月から2,000円上がります」とだけ伝えるより、使用材料やサービス環境を維持するための改定であることを丁寧に説明したほうが、納得を得やすくなります。

第5章 予約されるメニュー名と説明文

エステサロンのメニュー

内容がよいメニューでも、名前や説明が伝わりにくければ予約されません。

専門用語を並べるのではなく、お客様が「これは私のためのメニューかも」と理解できる表現にしましょう。

メニュー名は悩み・内容・体験で作る

基本形は次のとおりです。

悩みや対象者+施術内容+得られる体験

例としては、次のような名前があります。

      • 乾燥が気になる肌に うるおいフェイシャル
      • デスクワークの休息に 首肩・ドライヘッドケア
      • 足の疲れが気になる日に 足裏&ふくらはぎリフレ
      • 自分を休めたい日の 全身アロマトリートメント
      • 手元をいたわる ハンド&腕のリラクゼーション

「フェイシャルA」「スペシャルコースB」では、違いが伝わりません。

一方で、「シミが消える」「必ず痩せる」「肩こりが治る」など、効果を保証する表現や医療的な効果を連想させる断定表現は避ける必要があります。

キャッチコピーは一文で役割を伝える

キャッチコピーでは、施術の特徴を一文で伝えます。

例1.頭から首肩までを優しくほぐすコースです。短時間のコースですので、仕事や家事の合間の休息におすすめです。

例2.足裏からふくらはぎまでオイルで丁寧にケアする、立ち仕事の方にも選ばれやすいコースです。

大げさな表現より、「誰が、何を受けられるか」が伝わる文章のほうが信頼につながります。

法令に配慮した表現にする

景品表示法では、サービスの内容や価格などについて、実際より著しく優れている、または有利であると消費者に誤認させる表示が問題になります。

「通常20,000円」と表示しているものの、実際にはその価格で販売した実績がないケースなど、根拠のない二重価格表示にも注意が必要です。消費者庁は、価格表示が消費者の商品・サービス選択における重要な情報であり、不適切な表示は選択を誤らせると説明しています。

広告表現では、次の点を確認しましょう。

      • 効果を保証していないか
      • 医療行為のように見せていないか
      • 根拠のないNo.1表示をしていないか
      • 実態のない通常価格を掲載していないか
      • 写真を過度に加工していないか
      • 個人の感想を全員に当てはまるように見せていないか

インパクトの強さで目を引くことも大切ですが、表現に不安がある時は、公開前に専門家や関係機関へ確認するほうが安全です。

第6章 メニュー表の作り方と改善方法

メニュー表は、料金を並べるだけの表ではありません。

初めて見たお客様が、「どのメニューが自分に合うか」「いくらかかるか」「どう予約するか」を判断するための案内役です。

メニュー表に載せる項目

最低限、次の項目を掲載します。

      1. メニュー名
      2. こんな方におすすめ
      3. 施術内容
      4. 施術範囲
      5. 施術時間
      6. 滞在時間の目安
      7. 税込価格

税込価格を分かりやすく表示する

消費者向けに価格を表示する場合は、支払総額が分かる税込価格を表示します。

「8,000円+税」だけではなく、「8,800円(税込)」など、実際の支払額を明確にします。

オプション料金、指名料、着替え代、化粧品代などが別にかかる場合も、予約前に分かるように記載しましょう。

売れないメニューは順番に見直す

予約されないメニューがあっても、すぐに値下げする必要はありません。

次の順番で確認します。

      1. 表示位置は目立っているか
      2. 名前だけで内容が分かるか
      3. 写真は施術の雰囲気に合っているか
      4. 誰におすすめか書かれているか
      5. 主力メニューとの違いが分かるか
      6. 料金と内容の釣り合いが伝わるか
      7. 予約ボタンが近くにあるか
      8. お客様から要望があるか

名称や説明文を変えるだけで、選ばれ方が変わることもあります。

それでも予約がなく、主力メニューとの相性も悪ければ、オプション化や廃止を検討します。

月ごとに確認したい目標数値

毎月、次の数字を確認しましょう。

      • メニュー別の予約数
      • 新規客数
      • 再来客数
      • 平均単価
      • オプション追加率
      • 次回予約率
      • キャンセル率
      • 施術にかかった実時間
      • メニュー別の利益
      • 口コミで多かった感想

売上が多いメニューでも、施術者の負担が大きく、準備に時間がかかりすぎる場合があります。

反対に、単価は低めでも、短時間で提供でき、上位メニューにつながる入口メニューなら残す価値があります。

数字とお客様の声の両方を見て判断しましょう。

第7章 まとめと感想

予約されるサロンメニュー

エステサロンのメニューは、多ければ多いほど魅力的になるわけではありません。

開業初期は、入口メニュー1種類、主力メニュー2〜3種類、オプション2〜3種類程度に絞り、お客様が迷わず選べる状態を作ることが大切です。

メニューを決める順番は、次のとおりです。

      1. 来てほしいお客様を決める
      2. 悩み・目的・予算を整理する
      3. サロンコンセプトを決める
      4. 入口・主力・オプションに分ける
      5. 拘束時間と原価から料金を計算する
      6. 分かりやすい名前と説明文を作る
      7. 予約数や利益を見ながら改善する

サロンのメニュー作りでは、つい「もっと技術を増やさなければ」と考えがちです。

けれど、実際には、新しい技術を増やす前に、今ある技術の組み合わせ方、伝え方、価格を見直したほうがよい場合もあります。

筆者の私自身、スクールの講座や施術内容に触れていると、技術にはそれぞれ違った魅力があると感じます。だからこそ、全部を同じ大きさで並べるのではなく、「このサロンでは、この施術を一番大切にしています」と伝えることが必要なのだと思います。

主力メニューが明確になれば、次に学ぶ技術も選びやすくなります。

例えば、アロマボディを主力にするならヘッドやリフレを追加する、フェイシャルを主力にするならデコルテやハンドを組み合わせるなど、既存のお客様の満足度を高める方向で技術を増やせます。増やす技術を選ぶことができます。

まずは紙に、入口・主力・オプションを1つずつ書いてみてください。

そこから、あなたのサロンらしいメニューが少しずつ形になっていきます。

FAQ|エステサロンのメニューに関する質問

エステサロンのメニューは最初から何種類必要ですか?

開業初期は、主力メニュー2〜3種類、入口メニュー1種類、オプション2〜3種類程度が一つの目安です。

提供技術、ターゲット、スタッフ数によって異なりますが、お客様が迷わず選べ、施術者が安定した品質で提供できる数に絞りましょう。

自宅エステサロンに向いているメニューは何ですか?

ベッド1台で始める場合は、アロマトリートメント、リンパドレナージュ、フェイシャル、ボディケアなどが候補になります。

省スペースや短時間を重視する場合は、ドライヘッド、ハンドケア、リフレクソロジーなども取り入れやすいでしょう。

ただし、必要設備だけでなく、技術習得、衛生管理、施術者の身体負担も確認してください。

メニュー料金は近隣サロンより安くすべきですか?

必ずしも安くする必要はありません。

近隣価格は参考になりますが、材料費、拘束時間、固定費、経験、使用設備、サロン環境、ターゲットの予算などを踏まえて決めます。

安さだけで集客すると、値上げしにくくなり、利益やサービス品質を維持できなくなる場合があります。

メニュー表に施術時間は必要ですか?

予約枠を取るためにも、基本的には記載したほうが分かりやすいでしょう。

施術時間はもちろんですが、「施術60分」と「滞在時間約80分」のように、施術時間と、着替え・カウンセリング・会計を含む時間を分けて書くと誤解を防げます。

オプションはいくつ作ればよいですか?

最初は2〜3種類程度で十分です。

主力メニューと悩みがつながり、追加時間や追加料金が分かりやすいものを選びます。

例えば、アロマボディにヘッド、フェイシャルにデコルテ、リフレにふくらはぎなどです。

「シミが消える」「必ず痩せる」と書いてもよいですか?

効果を保証する断定的な表現や、実際より著しく優れたサービスであると誤認させる表示は避ける必要があります。

「肌を整える」「リラックスできる時間を提供する」など、実際の施術内容に合った表現を使いましょう。

ビフォーアフター写真は掲載できますか?

写真を掲載する場合は、撮影条件をそろえ、過度な加工を避け、個人差があることを分かりやすく示す必要があります。

一部の結果だけを使って、誰にでも同じ変化が起きるように見せる表現は避けましょう。

売れないメニューはすぐに廃止すべきですか?

まずは表示位置、名前、説明文、写真、主力メニューとの違い、予約導線を見直します。

それでも予約がなく、お客様からの要望もなく、利益やコンセプトに合わない場合は、オプション化または廃止を検討しましょう。

新しい技術はどのタイミングで追加すべきですか?

既存のお客様から要望があり、主力メニューと相性がよく、必要な設備や練習時間を確保できるときが追加のタイミングです。

「他店で人気だから」だけでなく、投資を回収できるか、施術者の負担が増えすぎないか、リピートにつながるかまで確認しましょう。

第8章 1日講座でサロンの強みを育てる

1日講座でサロンメニューを

メニュー表を作っていると、「もう一つ技術があれば、もっと魅力的なコースになるのに」と感じる場面があるかもしれません。

とはいえ、講座を片っ端から受ければよいわけではありません。

大切なのは、現在の主力メニューに足りない役割を見つけ、その部分を補える技術を選ぶことです。

メディックスボディバランスアカデミーでは、整体マッサージ、リフレクソロジー、アロマセラピー、リンパドレナージュ、ボディエステ、フェイシャル、ヘッド、ハンドなど、複数分野の1Day講座が用意されています。

新しい技術は「メニューに不足している箇所」から選ぶ

講座を選ぶとき、最初に見るべきなのは「人気がありそうか」ではありません。

自分のメニュー構成に、どのような不足があるかを確認することです。

例えば、全身アロマトリートメントを主力にしているものの、短時間メニューがない場合。

この場合は、ハンドマッサージやヘッドマッサージなど、短い時間でも組み込みやすい技術が候補になります。

メディックスボディバランスアカデミーの講座には、ハンドマッサージ認定1Dayコースのほか、ヘッドマッサージ認定1Dayコースがあり、座位イス篇と施術ベッド篇の2講座があります。

ヘッドマッサージ認定1Dayコースを選ぶ場合、すでに施術ベッドを使っているサロンなら施術ベッド篇、イベントやイスでの短時間施術を考えているなら座位イス篇というように、実際の提供環境から選べる点が分かりやすいところです

–読者からのコメント

技術名より、施術をする場面が想像できる講座を選びたいですね。

主力メニューを深める講座を選ぶ

新しいメニューを増やす方法には、まったく別の施術を追加する方法と、現在の主力メニューを深める方法があります。

個人サロンの場合、後者のほうがサロンの専門性を伝えやすいことがあります。

例えば、足元のメニューを中心にしているサロンなら、リフレクソロジー認定1Dayコースの足裏~ふくらはぎ篇や足裏集中篇、東洋式足裏マッサージ認定1Dayコースが候補になります。

足裏だけの短時間メニューを作りたいのか、ふくらはぎまで含む一つのコースを作りたいのかを先に決めると、講座を選びやすくなります。

フェイシャルを主力にする場合も同様です。

メディックスボディバランスアカデミーには、フェイシャル美肌エステ認定1Dayコース、小顔リンパドレナージュ認定1Dayコース、リンクルケアセラピーのフェイス&ヘッド認定1Dayコースなどがあります。

「フェイシャルなら何でもよい」と考えるのではなく、基本的なフェイシャル施術を学びたいのか、顔まわりのリンパケアを取り入れたいのか、フェイスとヘッドを組み合わせたいのかを整理することが必要です。

サロンの施術環境から選ぶ

自宅サロンでは、学びたい技術だけでなく、施術スペースや設備との相性も見逃せません。

例えば、広い床面を確保できる場合は、整体もみほぐし認定1Dayコースのフロアーマット篇という選択肢があります。

一方、施術ベッドが中心のサロンには整体もみほぐし認定1Dayコースの施術ベッド篇、イスを使った短時間施術には整体もみほぐし認定1Dayコースのクイック座位篇があります。

同じ「整体もみほぐし」でも、使用する設備やお客様の姿勢によって、必要な施術方法は変わります。

技術を学んだあとに「自宅では提供できなかった」とならないよう、受講前に施術環境まで想像しておくことが大切です。

組み合わせを前提に講座を選ぶ

1日講座で学ぶ技術は、必ずしも単独メニューにする必要はありません。

むしろ、小規模サロンでは、既存の主力メニューに追加することで魅力を出しやすくなります。

例えば、次のような組み合わせが考えられます。

      • アロマボディマッサージにヘッドマッサージを加える
      • フェイシャル美肌エステにハンドマッサージを加える
      • 整体もみほぐしに足裏リフレクソロジーを加える
      • リンパドレナージュに腸アロマセラピーを組み合わせる
      • リフレクソロジーにハンドケアを加える

メディックスボディバランスアカデミーの講座には、アロマボディマッサージ、腸アロマセラピー、リンパドレナージュ、ほぐしリンパマッサージ、スウェディッシュトリートメントなど、オイルを使用する技術も複数あります。

すでにオイル施術を提供している場合、使用する設備や接客の流れを大きく変えずに、新しい施術を検討しやすいでしょう。

ただし、覚えた手技を無理につなぎ合わせるのではなく、お客様の悩みや過ごし方に沿って組み合わせることが重要です。

–読者からのコメント

あれもこれもより、「この流れが心地よい」が大事ですね。

1日で学べても練習は一日で終わらない

1Day講座は、まとまった休みを取りにくい人にとって利用しやすい学び方です。

メディックスボディバランスアカデミーの講座一覧では、2時間半程度の講座から7時間前後の講座まで、講座ごとに受講時間が設定されています。

ただし、1日講座を修了したことと、すぐに有料メニューとして安定して提供できることは同じではありません。

受講後は、家族や知人などに協力してもらいながら、次の点を確認する必要があります。

      • 手順を見ずに施術できるか
      • 左右で施術時間が偏らないか
      • 圧の強さを調整できるか
      • 施術者の姿勢が崩れていないか
      • 声かけやタオルワークを含めて流れが止まらないか
      • カウンセリングから会計までの所要時間を把握できているか

モニター施術を行い、施術時間や感想を記録してから、正式なメニューとして公開する流れが現実的です。

メニューを増やしたい人は講座一覧から絞り込む

メディックスボディバランスアカデミーの講座一覧は、整体マッサージ、リフレクソロジー、アロマセラピー、リンパドレナージュ、フェイシャル、ヘッド、ハンドなど、カテゴリー別に確認できます。

まずは現在のサロンについて、次の3点を書き出してみてください。

      1. 今の主力メニュー
      2. お客様から追加を希望される施術
      3. 今の設備で提供できる技術

この3つを書き出すと、今必要な講座が明確になってきます。1の「今の主力メニュー」のリニューアルが目的の場合だったり、主力メニュー以外の「新しいメニュー」が目的なのかが明確になることでしょう。

単に資格やメニューを増やすだけではなく、受講後に活用できる有意義な技術するために、現在のサロンの状況を把握した上で増やしたいメニューを講座一覧から絞り込むと良いでしょう

このように、新しい講座を選ぶときは、「何を学べるか」だけでなく、「既存のメニューに加えてリニューアル」、または「ニーズか見込める新しいメニューの開発」などと目的を決めておくことがポイントです。

受講後の使い道が具体的であれば、練習の目的も明確になり、お客様に提供できるオリジナルメニューへ育てやすくなります。

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